秋田県が新屋にある運転免許センターの建て替えを機に、機能の一部を秋田市中心部に置く検討を始めたようです。
(ちなみに、隣の岩手県の運転免許センターは、盛岡駅前にあります)
秋田県は3日、老朽化が進む県警運転免許センター(秋田市新屋)について、建て替えの際に窓口機能の一部を秋田市の中心市街地に置くことを検討する方針を明らかにした。佐竹敬久知事が12月県議会の一般質問で平山晴彦氏(自民)に答弁した。
さきがけonTheWebより引用
先日の「秋田市が外旭川へのイオンタウン進出拒否」の記事でも書きましたが、中心市街地を活性化させるのは難しくないです。
中心市街地に集客力のある施設を作ればいいだけです。
運転免許センターは1日当たり平均で300人が訪れることになるので、強制的に人が集まります。
運転免許センターは、確実に人の流れを作れる好都合の施設です。
加えて、運転免許を更新するという目的がはっきりした顧客が来るのですから商売もしやすいです。たとえば、講習の終了時間に合わせて、近隣の飲食店で時間帯割引をするなど集客策が打てます。
そもそも自治体は、運転免許の更新などの住民がどうしてもそこに行かざるを得ない独占事業が多数あります。
中心市街地の活性化で悩むのであれば、その独占事業を積極的に生かすべきです。
運転免許センターの建て替えは、2024年度までに行うということなので、まだ先は長そうです。
とりあえず、秋田県庁にある「パスポートセンター」でも駅前に移転してはどうでしょうか?
パスポートセンターが駅前にあるだけで、海外旅行に行ってみようかなという気分になるはずです。そこに、旅行代理店などの関連ビジネスが生まれます。
自治体が独占事業の施設移転を行うだけでも、人の流れが生まれ、街の活性化につながります。積極的に行ってほしいものです。